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横浜の印刷会社シュービの村田です

商店街を歩いていると、
“色が抜けたポスター” を見かけることがあります。
特に夏の強い日差しのあと。

これは印刷屋としては少し切ない光景でして・・(笑)

屋外に貼るポスターは、本来
・耐候インキ
・ラミネート加工
・UVカット
など、色あせを防ぐ工夫が必要です。

でも短期間の掲示だと、
「まあ、このままで大丈夫でしょ」
と普通の紙・普通のインキで作ることも多いんです。

その結果、紫外線に負けてしまい、
赤がオレンジに、青が白っぽく…
なんてことが起きるわけです。

もし街で色あせたポスターを見かけたら、
「これ、UV対策してないタイプだな」
と、ちょっとした“印刷屋の目”で見てみるのも面白いかもしれません。

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横浜の印刷会社シュービの村田です。
今日は、日常の中にひっそり紛れ込んでいる“環境にやさしいマーク”のお話を少し。

先日フィレオフィッシュを食べたときに、箱の横に青いチェックマークのロゴがありまして。
「あれ? これ何かの認証だったよな…」と思ってよく見たら MSC 認証 のマークでした。

MSC というのは、
“持続可能な漁業で獲られた魚” に付けられる海のエコラベル のこと。

 ※昨日ワシントン条約締約国会議で、ウナギ属全体を対象にした規制拡大案が否決され
  ほっとしました

つまり、フィレオフィッシュに使われている白身魚は
「ちゃんと海の資源を守りながら獲られた魚ですよ」
という、いわば“お墨付き”なんですね。

一方、紙のほうは FSC

そして紙製品にはおなじみの FSC 認証。
こちらは、

“きちんと管理された森の木を使って作られた紙” の証

です。

印刷物を扱う身としては、このマークの事は深く知らなければなりません。
FSCもちょっと前までは珍しかったのに、最近は街のあちこちで目にするようになりました。

印刷物を扱っていると、やっぱり
「この紙って、どこの森の木なんだろう?」
なんて考えることがあります。

魚も紙も、どちらも本当に貴重な資源。
“ちゃんとした方法でつくられているかどうか” を知ることって、
私たちができる環境配慮の第一歩なのかもしれません。

◆意外と身近なサステナブル

FSC も MSC も、実はスーパーやカフェ、ファストフード店など、
身の回りにどんどん増えてきています。

特別なことをしなくても、
マークが付いているものを選ぶだけで、ちょっと未来のためになる。

そんな、気軽に続けられるサステナブルです。

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横浜の印刷会社シュービの村田です。

今朝はNHKの「チコちゃんに叱られる!」を観ていたら、

ついついチコちゃんに引き留められてしまい、危うく遅刻するところでした。

なぜかというと、今日のテーマが「A判とB判」だったんです。

印刷屋としては、これはもうチャンネルを変えるわけにはいきません。

■ チコちゃんの答えは「A判だけだと日本人にしっくりこなかったから」

なるほどなぁと思いました。

確かに、私の子どものころを思い返してみても、教科書をはじめ身の回りの紙製品は

ほとんどがB判でした。

A判は仕事で使うくらいで、生活の中で触れる機会はあまりなかったように思います。

大河ドラマ「べらぼう」に登場する蔦屋重三郎が作っていた本も「四六判」でしたし、

日本人にとってはA判よりも、昔からの本のサイズのほうが「しっくりくる」のかもしれませんね。

■ A判とB判の成り立ち

少し専門的な話になりますが、

A判はドイツで生まれた国際規格(ISO 216)で、

「A0が1平方メートル」「縦横比は√2:1」という決まりがあります。

これを基にしてA1、A2、A3…と半分にしていくことで、

どのサイズでも同じ比率を保つように設計されています。

一方、日本ではこのA判だけではサイズが中途半端に感じられたため、

A判より一回り大きいB判(日本独自のJIS規格) が誕生しました。

日本人の感覚に合うように作られた規格だったわけです。

 印刷機 用紙を送り込むヘッダー部分 エアーで用紙を捌き一枚一枚を正確に送り込む

■ 製紙業にも渋沢栄一が関わっていた!

そして今回の番組で一番驚いたのは、

あの 渋沢栄一翁が製紙業の礎を築いていた という話。

彼が設立に関わった「抄紙会社(しょうしがいしゃ)」が、

現在の 王子製紙 です。

弊社でも印刷用紙のほとんどは王子製紙さんの製品を使わせていただいており、

改めて長いご縁を感じました。

実は以前、埼玉県の「渋沢栄一記念館」にお邪魔したことがあるのですが、

改めて今日の番組を見て、あのとき見た展示の重みを思い出しました。

A判は国際規格、B判は日本独自の規格。

日本人には昔からの本のサイズ(四六判など)のほうが馴染みが深い。

製紙の歴史には渋沢栄一も深く関わっている。

今朝のチコちゃん、なかなか勉強になりました。

印刷屋としても改めて「紙の歴史と文化」に感謝する朝でした。

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横浜の印刷会社シュービの村田です

今日は寒くも暑くもなく、過ごしやすい一日でした。

ニュースで「日本の四季がなくなって、二季になっていく」と聞きましたが、

本当に毎年40度の夏が来てしまうのでしょうか。少し心配になりますね。

さて、写真の赤丸部分は印刷の際に大切な「見当(けんとう)」を確認するため、

紙の端に2mmほど印刷されるようにした“見当パッチ”です。

印刷機には、印刷を常に用紙の同じ位置に合わせるための見当装置が2カ所付いています。

前見当装置と横見当装置です

そのうちの横方向の装置を「引き針」と呼びます。

この引き針がうまく機能しないほど、用紙が離れすぎないように給紙台に紙を積むのですが、

ごくまれに、針が引けない位置を用紙が通過してしまうことがあります。

そうしたときには警告ブザーが鳴るようになっていて、

その箇所に合紙を入れておき、印刷後に確認します。

見当パッチ部分に色が付いていなければ、すぐに針飛びを確認できます。

現在、印刷を担当しているのは印刷歴30年以上の一級技能士。

もちろん針飛びなどはありませんが、

「転ばぬ先の杖」という気持ちで、今日も慎重に印刷しています。

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 ― 横浜の印刷屋・村田の仕事日記 ―

今週は月曜日が休みだったので、今日は土曜日ですが出勤しています。
来年は社長が変わる予定で、祝日のある週は土曜日もお休みになるかもしれません。
少しだけ働き方も変わっていくのかもしれませんね。

私が子どもの頃は、土曜日も学校に行っていましたし、社会全体が「土曜日も働くのが普通」でした。
「仕事のために休むんだ!」なんて言葉も聞いたことがあります。
あの頃は、たくさん働くことが一番偉いと言われていました。

今、65歳になり、もう少し余裕を持って働けたら良かったな…と思うこともあります。
でも、こうして元気に仕事ができることに感謝しています。

さて、今回は港南区の学校に配るパンフレット14,000枚を、21の数量に分けるお仕事です。
等分ではなく、「248枚」「303枚」「576枚」など、すべて違う数量に分ける必要があります。

計数機と確認用の秤を使いながら、間違いのないように一つひとつ丁寧にクラフト紙で包みます。
最後に入り数と品名を記したシールを貼って完成。
梱包の大きさがバラバラなので、宅配便は使わず、自分で配送しています。

30キロの荷物が持てなくなったら、引退かな…と冗談まじりに思うこともありますが、
まだまだ頑張ります。

細かい数量の仕分けや丁寧な梱包が必要なお仕事がございましたら、ぜひお声がけください。
心を込めて対応させていただきます。

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横浜の印刷会社シュービの村田です。
今週も無事に過ごすことができました。

ありがたいことに、たくさんのお仕事をいただけているので、一週間があっという間に過ぎていきます。
年齢を重ねるごとに、月日の流れがますます早く感じられますね。


■ 発送作業時の手順

今回は A2判ポスター・A4判チラシ・A6判ステッカー を、届け先ごとに異なる数量で発送するお仕事です。

まず、発送伝票用のエクセルシートを作成します。
発送伝票にも全ての数量を印字したいので、セルに数量を入力して数量順に並べ替えをしていきます。

次に、発送用送り状とお客様からのデータを照合し、間違いがないかを別の担当者がダブルチェックします。


■ 数量確認と梱包作業

各数量ごとに計数機を使って間紙を入れ、合計枚数だけを作業台に配置します。
その後、送り状に記載された数量を見ながら、ポスター・チラシ・ステッカーを丁寧にまとめて段ボールに梱包していきます。

作業台の上に何も残っていなければ、数量の入れ間違いは無いという確認になります。


■ 安心して「送り出せた」と思える瞬間

今、ヤマト運輸さんが引き取りに来てくれました。

お客様のもとへ届くまでが私たちの仕事ですが、
宅配業者さんに荷物をお渡しした瞬間は、毎回ホッとしますね。


■ 信頼を積み重ねて

日々の仕事の中で、こうした細かな確認や手間が積み重なって“信頼”につながっていくのだと思います。
これからも、お客様に安心してお任せいただける印刷会社でありたいと考えています。


🖨 横浜の印刷会社シュービ
ポスター・チラシ・シールなど、小ロット対応もご相談ください。

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こんにちは。横浜の印刷会社シュービの村田です。近年は「環境を守るためにカレンダーの製作を控える」という企業も増えてきました。


確かに、たくさん配られて机の上を占領すると邪魔になってしまうこともありますよね。

でも、いざ無いと「予定が書き込めない」「やっぱり不便」と感じるもの。

最近は、省スペースで実用的な 卓上カレンダー のご依頼をたくさんいただいています。

弊社の場合、印刷や穴あけ加工までは機械で行いますが、このリングを一つ一つ取り付けるのは手作業です。
だからこそ丁寧に仕上げられ、しっかりとした使い心地につながっています。

販促やノベルティ用にご検討しているお客様は是非ご相談ください

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なぜ卓上カレンダーが販促に効果的なのか

卓上カレンダーはデスクに置かれるため、毎日必ず視界に入るのが最大のメリットです。受け取った方が実用的に使ってくれるので、自然に自社名やロゴを1年間アピールできます。

ノベルティグッズの中でも「長期間使われる」「高い広告効果が期待できる」のは、カレンダーならではの強みです。

いろいろなタイプが有ります

シュービカレンダー

勿体無いのですが、現状では紙の半分は再生紙になってしまいます

印刷したカレンダーの台紙部分の抜け殻です

抜いたカレンダー台紙です

この治具を使って穴部分を抜きます

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こんにちは。横浜の印刷会社 シュービ の村田です。
このたび goo ブログのサービス終了に伴い、こちらに拠点を移しました。今後は制作事例や印刷の豆知識などをお伝えしてまいります。

今回の制作事例

今回はお客様がセミナーでご使用になる資料を制作いたしました。

仕様内容

  • サイズ・ページ数:A4カラー、500ページ × 27冊
  • 加工:A3の片袖折を挿入
  • 穴あけ:2穴(JIS規格準拠)

加工の工夫

  • A3の片袖折は仕上がりを 208mm に調整し、小口側にはみ出さないよう仕上げました。
  • 2穴加工は JIS規格 に基づき、紙端から穴の中心まで12mmで開けています。ただし、配置によっては文字が切れる可能性があるため、必要に応じて3mm程度外側にずらして対応しています。

小ロット対応もお任せください

セミナーや勉強会などで使用する資料は、少部数でも必要になることが多いですよね。
シュービでは、小ロットでも柔軟に対応し、見やすく実用的な資料づくりをサポートしています。

まとめ

お客様の用途に合わせて、仕上がりや使いやすさにこだわった印刷をご提案しております。
小ロットのセミナー資料や特殊加工のご相談も、ぜひお気軽にお声がけください。

ご拝読ありがとうございました。

印刷

先週、当社では年に一度のISO9001定期審査を実施いたしました。今年は節目となる第20回目の審査となり、特別な思いで一日を過ごしました。
今回の審査員は、なんと元・海上自衛隊の女性隊員の方。2階での審査ということで、重たいキャリーバッグをお持ちだったのですが、お手伝いを申し出ると「結構です、自分で運びます!」と笑顔で軽々と運ばれていました。海の上では男女の区別なく、すべて自分でこなす必要があるというお話が印象的でした。
審査自体も終始明るく、ハキハキとした対応で進み、社長インタビューもあっという間に終了。厳しさの中にも和やかさを感じる、心地よい緊張感のある審査となりました。
当社では、ISOのためだけの書類を作成することはしておらず、普段の業務に必要な書類をそのまま審査でご覧いただいています。そのため、特別な準備は不要で、日常業務の質をそのまま見ていただく形です。
費用はかかりますが、外部の目によるチェックは、自社の改善にとって非常に有意義だと考えています。今後もISO9001を継続し、より良い品質管理体制を築いてまいります。
審査結果
✅ 不適合:ゼロ
⚠️ 観察事項:1件
💡 改善提案:2件
来年もまた、審査員の先生にお会いできるのを楽しみにしています!